誰かの心に寄りそって

最低だった自分への戒め、心の傷、僅かな楽しみを綴っていきます。

なんでだろう

今のバイト先にとっても素敵な男性がいらっしゃいます。

顔も良くて性格も良くて頭も良くてスタイルも良くて仕事も出来て芸術の才能があって、

これでもかと言うほどのイイ男です。

元ヤンというのもまたスパイス。

今日、その方が中学の卒業式の写真を見せてくれました。

元ヤンとは知っていたけど、特攻服を着た仲間たちと写る茶髪の彼は、私に複雑な感情を湧かせた。

こんなヤンチャ少年が今じゃ二児の父親で、全うに仕事をしているのだ。

学生時代、派手にやっていた奴ほど社会で上手くやってるというのはよく聞く話だ。

私を嘲笑った奴らもそうなんだろう。

何故。要領が良くて見た目が良ければ心根が悪くても幸せになっていいんですか。

まぁ、そいつらと心優しいヤンキーを一緒にしてはいけないが。

学生時代ただただ普通に過ごした自分としては、そういう世渡り上手な所謂『陽キャ』に対する嫉妬のような憎悪のような感情が、最近になって強く湧くようになった。

結局人生を決めるのは学歴でも何でもなくて、

地頭なんだろう。

私は地頭が決して良いとは言えない。

だから苦しんできた。今もまた。

正直、そのお兄さんの写真を見てから少々ブルーな気分だ。

こんなヤンキー達が人並みの幸せを手にしてるのに、何故、品行方正に愚直に生きてきた私がこんなにも不遇な人生を送らされているのか。

大学まで行っておいて。

前世から背負う業なのか。

まぁ如何せん、お兄さんはたまたま子どもの頃ヤンキーだっただけで、元の人格はすこぶる高いお方だ。私なんぞと比べることがそもそも間違いなのだ。

でも、私を貶した陽キャ達が人並みの幸せを得るに相応しい人格とは思えないし、前世の行いが良かったとも思えない。

『人並み』とは。

人間には良い面も悪い面もある。

両方を持ち合わせたありきたりな人間を「並み」というなら、私も並みだろう。

なのに何故、私には並みの幸せが無いのだろう。

恋愛だけは幾らか経験した。

これからもまた恋の機会はあるだろう。

その自信だけはある。だが・・・

仕事、金、友人、親の理解。

この4項目は依然として0だ。

友人も親も諦めるから、どうか仕事と金だけください神さま。どうかこの通り。

お兄さんの写真を見てから自分が情けなくて涙を流しながら帰った。目が腫れぼったい。

赤くなった目をお兄さんに気付かれたかもしれない。私をじっと見た。

どうだろう。変なヤツだと思われてるのは知ってるから、今更どう思われても構わないのだけど、心配かけちゃいけないし、面倒だと思われるのも嫌だ。

だからまた普通に働こう。

優しくしてくれるから。私には特に。

役に立とう、せめて。

こんな低俗人間なんかに優しくしてくれるから。

理由は分からない。単なる同情かもしれない。

でもあの方に大切に扱われることには感謝したい。

胸いっぱいに尊敬していることを仕事で伝えたい。

神さま、この方の妻にも娘にも恋人にも友人にもなれないけど、出会わせてくれて、有難う。